【blog】コーチャブルであることが成長を引き寄せる

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コーチャブルであることが自己成長につながる

コーチングをしていて感じるのは、幸せの形も、目標も、理想の姿も人によって違うということです。

これは何が良くて何が悪いではなく、大切にしているものが人それぞれ違うというだけです。これこそ大切な自分らしさ!ただ「私にはこれが大切」や「私はこれ」という視点が固まってしまうと、たまに自分の可能性を制限してしまうことがあります。私自身に対しても言えることなのですが、固定概念や思考の癖によって自分を制限してしまうのはとてももったいですよね。

以前コーチング、オーセンティックリーダーシップ、メンタリングについて書きましたが、マインドの状態が「成長」においてとても重要な要素になります。コーチングでは、このマインドをコーチャブル(コーチングができる状態である)と言います。謙虚さや学ぶ意欲などコーチャブルに必要な要素は、自己実現やその実現のスピードに影響を与えます。そして、自分の人生に対する「関心」や「好奇心」が選択肢の幅を広げてくれます

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今回は「コーチャブル」について綴りたいと思います。



1.コーチャブルとはコーチングを受けられる状態である人


「Coach」=コーチ
「Able」=可能な

コーチャブルとはCoachとAbleが組み合わさった言葉で「コーチングを受けられる状態である人」を指します。一番のメリットは、どんなことでも成長の糧にできること、成長のためのチャンスを引き寄せることができることです

コーチングを受けられる状態とは、能力やスキルというよりマインドの状態です。コーチの言葉が耳に入る状態、自分のことを素直に受け止められる状態、サポートを積極的に受け入れられる状態、気づきを行動に移せる状態、変わること成長することを受け入れられる状態、オープンさや主体性を持った状態です。

もちろんコーチやメンターの資質やスキルも大切ですが、コーチングを受ける人自身がオープンに学び、行動し、現実を変容させていく主体性がとても大切です。

どんな人でも調子がいい時もあれば、調子が悪い時もあります。余裕がある時もあれば、心のシャッターが落ちてしまっている時もあります。コーチャブルな人であっても、コーチャブルじゃない状態の時も存在します。

だからこそ、どんな人でもどんな状態でもコーチャブルを意識することはメリットがあると思います。


Wiktionary
Able to be coached or tutored effectively
(効果的にコーチングまたは個別指導を受けることができる)

Britannica Dictionary
capable of being easily taught and trained to do something better
(より良くしていくために、教えや訓練を容易に受け入れることができる)


2. 『1兆ドルコーチ』ビル・キャンベルのコーチャブルな資質

ビル・キャンベルは、Appleのスティーブ・ジョブズやGoogleやTwitterの経営幹部など世の中の偉大なリーダーたちのコーチとして知られています。

ビル・キャンベルが他界した後に『1兆ドルコーチ』という書籍にまとめられました。なぜ1兆ドルのコーチというタイトルかというと、1兆ドルにも値する価値を生み出したからです。スティーブ・ジョブズが潰れかけのアップルを立て直し、時価総額数千億ドルの会社にするのを助けた人物だと言われています。

ビル・キャンベルは「コーチャブルな人」にしかコーチングを提供しなかったとそうです。それぐらい、受ける側がコーチャブルな状態であることが重要な要素になります。彼のテストにパスした相手に対しては、じっくりと耳を傾け、誠実に撤し、偉大なことを成し遂げられると信じ、誠意を尽くしたそうです。

『1兆ドルコーチ』に記載されているコーチャブルな資質

  • 正直さと謙虚さ

  • つねに学ぼうとする意欲

  • あきらめず努力を厭わない姿勢

本の中でも、ビル・キャンベルが利口ぶった傲慢な態度の人にはコーチングを断るエピソードが記載されていました。コーチとの関係から最大の価値を引き出すには、教えられる側がコーチングを受け入れる姿勢でいなくてはならないということです。


「コーチとは、自分のなれると思っている人物になるために、聞きたくないことを聞かせ、見たくないものも見せてくれる人」

トム・ランドリー(NFLのコーチ)


 

1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え エリック・シュミット (著) ジョナサン・ローゼンバーグ (著) アラン・イーグル (著)


〜 ビル・キャンベルのコーチングスタイル 〜

まずは信頼を築くことから始め、時間をかけてますます深めていく、コーチする相手を選び抜き、コーチングを受け入れる姿勢のある、謙虚で向上心旺盛な生涯を通じて学び続ける意欲のある人だけをコーチする。そして相手の話に一身に耳を傾ける。たいていの場合、何をすべきかは指図せず、物語を語って聞かせ、そこから自分で結論を引き出させる。完璧に率直になり、相手にも同じことを求める。相手にとてつもない信頼を寄せ、高い目標を設け、勇気の伝道師になる。

参照『1兆ドルコーチ』


3. コーチャブルな3つの資質

  1. 「正直さと謙虚さ」

    人は誰でもセルフイメージがあり、それを壊したくないという気持ちがあります。弱さを他人に曝け出さない事で自分を守る防衛本能もあります。コーチングの効果を最大に活かすには、自分の弱さを曝け出す必要があります。自分の強みだけでなく、弱みを知り受け止めることが重要です。自分のことを知るという「自己認識」はコーチングの大きな要素です。

    自分が完璧でないことを自覚して、正直に自分を見つめ、謙虚にコーチの声に耳を傾け、自分の弱さや脆さに真摯に向き合う勇気はとても貴重です。「正直さ」と「謙虚さ」がなければ、本当に必要な深い気づきや成長に繋がりません。

  2. つねに学ぼうとする意欲

    これはこの後に出てくる「成長思考」とも繋がるのですが、自分の現状に満足せず、つねに学ぶ姿勢をもっていることこそ成長に繋がります。「学ぶ意欲」を持つことはとてもお得です。素直であること、オープンであることは一番得する性質だと思います。どんな状況からも、どんな出来事からも、どんな人からも、どんな感情からも、私たちは学ぶことができます。そして新たな事や苦手なことに挑戦する意欲にも繋がります。

    人にアドバイスを求める時、実はただ認めて欲しいという承認要求からきていることがあります。自分の思考回路や固定概念の枠で生きてしまうと自分を可能性を制限してしまう可能性があります。自分の選択肢に対して視野を広げ、自分の成長の可能性を信じて、何からも学ぼうとする姿勢が経験から何かを学ぶ質に繋がります。

  3. あきらめず努力を厭わない姿勢

    英語だと「グリット」と言います。『GRIT - やり抜く力』という本でも有目になった言葉です。グリットとは、打ちのめされても、立ち上がり、再びトライする情熱と根気強さみたいなものです。あきらめずに努力を厭わない姿勢がなければ、物事を成し遂げることができません。

    最近見ているYoutubeでも同じ事が伝えられていたのですが、起業で成功する人は、何度失敗しても諦めずに他の方法でトライし何度も何度も挑戦することで力が養われ最終的に成功するそうです。生きているとうまくいかないこともたくさんありますが、その中でも自分の目標を成し遂げようとする意志や意図の力がとてもパワフルです。

私自身のコーチとしてコーチングに関わる体験から、自分自身と自分の人生に対する「関心」「好奇心」もとても大切な要素だと感じます。旅をする時と同じように、いつも選択する旅路だけでなく、もっと大きく広がる世界に目を向け、どんな地があるのか関心と好奇心を持って眺めると、自分を制限せず更なる成長に繋がるかもしれません。


4. 「固定マインドセット」が成長の足を引っ張る

「時間がない」
「やり方が分からない」
「めんどくさい」
「自分には無理」
「やっても無駄」

私たちがつい口にしてしまいがちな言葉です。

固定型マインドセット(Fixed Mindset)とは、「自分の能力や才能は生まれつきのもので、努力では変えられない」という考え方です。周りの評価や失敗への恐れが強いため、新しいチャレンジに踏み出せなかったり、それを繰り返すことで諦め癖がついてしまうこともあります。人生でやっても無駄なことはありません。今の何かが今後の何かに繋がるかもしれません。

今の完璧を求めるのでなく、自分の可能性に意識を向け、成長できる自分に対する好奇心と信頼が大切です。「自分の能力は努力次第で成長させることができる」という成長マインドセット(Growth Mind)が助けになります。良い状態の時はいいのですが、悪い状態の時にはネガティブな思考や自分の悪い癖に引っ張られがちです。成長マインドセットを意識することが、コーチャブルな状態に自分を導いてくれます。


 

MINDSET 「やればできる!」の研究 キャロル・S・ドゥエック(著)


5. 周りのあらゆる人や出来事がコーチになる

コーチャブルな状態は、コーチングの時だけでなくあらゆる時に役に立ちます。

生きていると振り回される事があります。そんな時、その自分を振り回す人からも私たちは何かを学ぶことができます。「なんで自分はそんな気持ちになったのか?」「何がそんな気持ちにさせたのか?」「何を守ろうとしているのか?」強い感情の裏には大切にしている価値観や想いがあります。自分を振り回す人は、自分にとって大切なものを教えてくれます。

他にも、家族・友人・同僚とのコミュニケーション、感情が揺れ動いた出来事、心が惹かれた言葉や本。好きなこと、得意なこと。自分を振り回す人や嫌いな人からも学ぶ事ができます。コーチャブルな資質があれば、人生のあらゆる経験から学びを得て、それを自分の描く人生に活かす事ができます。

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まとめ

自分自身や自分の人生に対する関心や好奇心は人生を豊かにします。正直に、素直に、謙虚に自分を見つめ自分と対話することは未来に繋がる自分の理解を深めてくれます。学びの姿勢は、自分の枠に留まらず視野を広げ、選択肢を増やし、自分の可能性を広げてくれます。諦めない心は、自分を成長へと導いてくれます。

自分の人生に対する「素直さ」と「好奇心」こそ、コーチャブルな資質なのではないかなと私は感じています。いくつになっても新たな学びをもたらしてくれます。コーチャブルであることはとてもお得です。コーチングだけでなく、キャリアに、人生に活かしてていけると良いですよね。本もおすすめです!

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