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自分の強みをいくつも活かせているという感覚はウェルビーイングに繋がる
以前受けたYale大学のThe Science of Well-Being というコースで「強み」が扱われていました。「強み」と「ウェルビーイング」は大きく関連しています。コースの中で、自分の強みを様々な方法で1週間毎日使うという実験が紹介されていました。強みを使えていると6ヶ月後も幸福度が上がり、落ち込みの度合いが減ったそうです。別の実験でも仕事で強みが使えていると、生産性、満足度もポジティブな感情もUPしたそうです。
仕事で複数(4〜5つ)の強みが使えていると、そこから生まれるポジティブな経験により自分の仕事を「天命」と捉えるそうです。仕事の場で自分の強みをいくつも活かせているという感覚や経験はウェルビーイングを上げてくれます。「自分らしく、生き生きと働く」に繋がります。
「自分の強み」って?
自分の強みがよく分からない、どうやって見つければ良いのか分からないという人も多いと思います。今回は自分の強みを認識するのに良いツール「ストレングスファインダー」を紹介したいと思います。
ウェルビーイング
「身体的・精神的・社会的に良好な状態であること」
病気や鬱でないという状態ではなく、心も体も精神も健康で健やかな状態で、その健康を基盤に自分にとって豊かな人生をデザインし自己実現していくこと
1.「強み」を発掘するストレングスファインダー
「ストレングスファインダー」はアメリカのギャラップ社が開発したオンラインの強みの診断ツールです。自分の才能や強みを見つけるためのツールとして世界的に有名で、日本でも様々な企業で活用されています。私も企業に勤めていた時に、会社のワークショップで知りました。
ギャラップ社は、ワシントンに本社を置き、世界30余の国に拠点を設けて世論調査などを行っている会社です。世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査で知られている信頼の厚い会社です。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 トム・ラス(著)
「ストレングスファインダー」の本を買うとURLがついてきて、web上で177個の質問に答えると、自分の強みの診断レポートで出てきます。「才能」は34の資質に分かれていて、それらのうちもっとも自分に関連する強みのTOP 5が現れます。自分の強みを発見し、認識するのにとても良いツールです。
【才能】
無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン
この177個の質問ですが30分くらい掛かる長い診断です。多くの質問に答えることで、回答者の無意識レベルの本質をあぶり出し、そこから「強み」を導き出すそうです。これ必ず新書で買ってください。古本で買うと既にオンライン診断のURLが使われて無効になる可能性があります。
強みの例
私の診断結果はこんな感じです。
1. 戦略性
2. 学習欲
3. 達成欲
4. アレンジ
5. 責任感
7年前企業に勤めていた時に一度やり、独立1年目のタイミングもう1度やりました。こちらは独立後のものです。「学習欲」と「責任感」は変わらず残っていて、前回も「学習欲」が2番目でした。これは自分でも納得です…笑
2. ストレングスファインダーの34の資質
ストレングスファインダーには34の資質があります。この34の資質からTOP 5のパーソナライズされた結果を受け取ることができます。自分の特徴を理解するのに役立ちます。本では、資質の特徴や活かし方が紹介されています。
ギャラップ社の公式サイトにアクセスして、コードを直接購入するという方法もあります。公式サイトからだと34の全ての資質の全順位を知る結果が得られるプランもあります。
公式サイト→こちら
「クリフトンストレングスの上位資質」
34資質のトップ5まで表示
¥2,650
「クリフトンストレングス34」
34資質をすべて表示
¥7,350
「自分の強みを活かして最高の人生を送りましょう」
ギャラップ社 公式サイト
3.リーダーシップの4つの領域
この34種類の資質は大きく4つに分類することができます。「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考」の4つです。
【実行力】
実行力に該当する資質がきわだっているリーダーは、物事を成し遂げる方法というものを知っている。何かを解決する必要があるとき、根気強く努力してやり遂げてくれるのがこの人たちだ。何かを実現する力のあるリーダーは、アイデアを「つかまえて」現実のものにすることに長けている。
【影響力】
影響力で統率するリーダーは、チームの言い分をより広く外部に知らしめようとする。この領域の強みを持つ人たちは、常に組織内外にチームのアイデアを売り込んでいる。主導権を握り、はっきりと意見を表明してくれる人が必要なとき、さらにグループの主張を周りに確実に聞いてもらいたい時には、際立った影響力を持つ人を探すと良い。
【人間関係構築】
人間関係構築力で統率するリーダーは、チームをまとめる、なくてはあならない存在だ。この領域の強みを描いたグループは、えてして単なる個人の寄せ集めになってしまう。逆に、リーダーが傑出した人間関係構築力を持っていると、そのグループは、メンバーたちの才能を合わせたよりも遥かに大きな力を発揮することができるようになる。
【戦略的思考】
戦略的思考力を備えたリーダーは、あらゆる可能性に目を向けさせる。また、絶えず情報を取り入れ、分析し、チームが夜よい決断を下せるように協力を惜しまない。常に先を読み、それに合った筋道を考えるよう導いてくれるのも、この領域の強みを備えたリーダーたちだ。
< 私の強みの場合>
1. 戦略性 → 【戦略的思考】
2. 学習欲 → 【戦略的思考】
3. 達成欲 → 【実行力】
4. アレンジ → 【実行力】
5. 責任感 → 【実行力】
以前会社のメンバーでワークショップをやった時に、4つの資質をバランス良く持っている人もいれば、5つの全ての強みが「人間関係構築力」の人もいました。これは良い悪いではなく「個性」です。「その人らしさ」と言えます。例えば、TOP 5に「影響力」が入っていなかったとしても、影響力がないということではなく、6-10の中に入っている可能性もありますし、ただ影響力よりももっと強い資質が特徴としてあるということです。
リーダーシップの4つの領域に関してはこちらの本に載っています。『さあ、才能に目覚めよう』のリーダーシップ編です。その強みを持つ部下やメンバーに対して、リーダーとしてどうふるまえばよいかについてのアドバイスも載っています。
ストレングス・リーダーシップ: さあ、リーダーの才能に目覚めよう トム ラス (著)、バリー コンチー(著)
4. 強みを知ることで「強み」を活かす
〜 弱みを克服するのでなく強みを活かす 〜
この診断結果、自分で認識している「強み」もあれば、自分では認識していない「強み」もあるはずです。自分では当たり前だと思っていること、当たり前にできてしまうことだとそれが自分の強みだと認識していないことが多いです。でもそれが本当にナチュラルな強みかもしれません。自分の強みを認識することは、意識して自分の強みを活かすことに繋がります。
〜 強みが過剰に出ると弱みになる 〜
「強み」である一方で、強みが過剰に現れてしまうと「弱点」になることがあります。ストレングスファインダーの本では、強みが過剰に出てしまった場合の例も記載されています。これがとても活用できます。自分で自分を認識し、気づくきっかけになり、自分の強みを良く活用するための視点が育まれます。強みをバランス良く使うことで、強みが更に発揮されます。
〜 自分とは違う相手の強みやを受け入れ、チームの力に活かす 〜
チームや同僚と強みをシェアし合うことで、お互いの思考や強みの違いを理解できます。自分の当たり前が他の人にとっては当たり前でないことや、お互いの強みや弱みを補うような視点が生まれます。多様性を受け入れ、違った資質を持った人たちのユニークさを活用し、チーム全体で多角的な視点を持ち、チームのパフォーマンスに繋げることができます。
5. 無料の強み診断ツール
先に述べたYale大学のThe Science of Well-Being というコース内では無料で強みを診断できるVIA Institute on Characterでという診断が紹介されていました。Character Strengthsと呼ばれる24個の普遍的な「強み」から自分のSignature Strengthsが診断されるものです。
Signature Strengths
The character strengths that are most essential to WHO YOU ARE
「自分であること」に表すのに必須な強み
VIA Institute on Characterの診断→こちら
まとめ
コーチングや企業セッションでもこのストレングスファインダーをおすすめしています。企業向けにAuthentic Leadership(自分らしいリーダーシップ)のパーソナルプログラムも展開しているのですが、このストレングスファインダーを活用して、自己を洞察すると「自分らしさ」の認識、自分の強みを発揮する「生き生きと働く」に繋がります。視野や気づきが広がることで、自分の持っている潜在的な力をさらに活用することができます。まだやったことない方は、是非ストレングスファインダーやってみてください。そして自己洞察のツールに使ってみてください。
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< 関連ブログ >
「Authentic Leadership - 自分らしいリーダーシップを発揮する」 ▶︎こちら
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