BE HERE NOWマインドフルネスコーチ/リトリートオーガナイザーのSERIです。
マインドフルネスをベースにしたウェルビーイングプログラムを展開し「自分らしく、生き生きと働く」マインドを育むサポートをしています。
Wellness Tokyo 2023
9月に参加させて頂いたWorld Wellness Weekendをきっかけにクラブビジネスジャパン NEXT編集長の岩井さんにお声がけ頂き、Wellness Tokyo 2023年のパネラーとしての登壇させて頂きました。
まだ独立して3 年少しずつ形になってきたとはいえまだ小規模で展開しているBE HERE NOWなので、オファーをお受けするか迷いました。というのも、登壇されるのがMelonの代表取締役の橋本さんと、ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント取締役の吉田さんだったからです。両社ともとても大きく展開されています。
尻込みせずに経験することも大切かなと思い受けさせて頂きました。結果とても意味のある経験になりました!
橋本さんも吉田さんもとても気さくで良い方で安心してパネルディスカッションに参加することができました。お二人からとても勉強になるリアル話が聞けてよかったです。
マインドフルネスとは
今回のテーマが「アフターコロナのマインドフルネス動向」だったので、最初に代表してマインドフルネスを簡単に紹介させて頂きました。
マインドフルネスとは、禅の考えをベースに、万人に受け入れられるように宗教的な要素を排除し、脳科学等の科学的な根拠を示してメソッド化したものです。マインドフルネス=瞑想という風に捉えられがちなのですが、もっと広義です。
私たちは1日7回思考しています。ちなみに呼吸は1日3万回なので倍以上です。私たちの「体」は今この瞬間この場所にしか存在しないのですが、マインドは過去や未来を彷徨います。これをマインドワンダリングと言います。起きている時間の46.9%彷徨っています。 そしてこれは、オートパイロット、自動操縦状態です。
私たちのマインドが過去や未来を彷徨っている状態の時、過去の後悔や未来への不安などネガティブなマインドになりがちです。なので、Unhappy Mindとも表現されます。
ここで登場するのがマインドフルネスです。
マインドフルネスは「今この瞬間、意図的に、評価せずに、注意を払うこと」です。
マインドワンダリングがデフォルトの私たちは、訓練しないと体も心もここに存在させることができません。記憶の中にある過去でもなく、想像の中にある未来でもなく、私たちが唯一コントロールできる今この瞬間に意識をおくのがマインドフルネスです。
マインドフルネスの実践は様々です。呼吸、瞑想、書く瞑想、食べる瞑想、動く瞑想、歩く瞑想、マインドフルリスニングなど。お家でも歯を磨くことに集中する、お皿を洗うことに集中すれば、それはマインドフルネスのプラクティスになります。
マインドフルネスは「心の筋トレ」や「attention training(意識を向けるトレーニング)」とも言われ、自分の意思で自分の望む方向に意識を向ける力を養ってくれます。
MINDFULNESS
Paying attention on purpose, in the present moment, and non-judgmentally.
- Jon Kabat-Zinn -
「今この瞬間、意図的に、評価せずに、注意を払うこと」
KEY WORDSはセルフケア
お二人のお話を聞き「セルフケア」の重要性を感じました。BE HERE NOWでも大切にしている1つの要素「セルフケア」ですが、何度もパネルディスカッション中に上がっていました。
私はPMOというプロジェクトマネジメントオフィスのお仕事をしている時に、もっとチームをエンゲージしたりエンパワーしたいという目的からマインドフルネスやコーチングを学んだのですが、もう少し遡ると自分のセルフケアの観点でヨガを学びました。完璧主義で自分を追い込むタイプで、胃炎や逆流性食道炎になることも多々ありました。ヨガのRYTの学びと実践を通して、自分を自分でケアできるようになり胃炎から解放され、当時の上司からも「モチベーションのコントロールが上手くなった」と変化を認められました。当時私自身も以前よりも自分を制限せず楽に生きれるようになったっと感じました。
ヨガ、マインドフルネス、コーチングは自分に気づき、受け入れ、自分の望む方向に意識を向ける力を養ってくれます。自分を自分でケアし、コントロールする力です。
お話を聞いていてなるほどと思ったのが日本とアメリカの医療の違いです。その違いによって「セルフケア」が重要視される度合いが違うということです。
アメリカの医療制度は、一般的に民間の医療保険に依存しています。労働者は雇用主から提供される保険に加入することが一般的です。医療費用が高額であるため、すべての人が十分な医療保険に加入できているわけではありません。
一方で、日本の医療制度は、国民皆保険制度が基本です。日本の医療保障は広範で、比較的手頃な費用で医療を受けることができます。
日本ではヨガや瞑想などが自分を整えたり美しくなるための方法として広がっていますが、アメリカでは医療費用が高額であり、病気になった時、職を失った時、自分の身を自分で守れなくなってしまう可能性が高いので、よりセルフケアや予防医療的なアプローチが強調されるようです。
また会社側としても従業員が病気になると医療費の負担が増えます。そのためアメリカでは長年に渡り医療費の増加に対処するために様々な取り組みが行われてきました。従業員の健康促進の一環としてマインドフルネスプログラムを導入するなどの企業が増え、マインドフルネスが一般に普及したという一面もあるようです。
日本の医療費も長年にわたり増加しています。ただ危機感の違いから予防や健康増進に対する取り組みは不足しているようです。今後予防医療やセルフケアとして、更には自分らしい生き方を実現するウェルビーイングのツールとしてマインドフルネスが普及して、よりよい社会になると良いですよね。
私自身もマインドフルネスを素晴らしいものとして体感していますし、脳科学などの科学的な根拠や効果も示されています。やってみれが良さがわかるもの。でも「怪しい」だったり「ハードルが高い」だったり、最初の一歩の踏み出しが難しいかもしれません。「あやしくないもの」として認知され、取り入れてもらいやすくすることが提供する側の課題です。
ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメントは「楽しい」や「エンターテイメント」というファンな要素を掛け合わせて、MELONは科学的なエビデンスや企業の課題解決という要素と掛け合わせて展開されています。BE HERE NOWでは、「Authenticity(自分らしさ)」や「Retreat」などと掛け合わせてマインドフルネスを展開しています。
wellness tokyo 2023で語った
BE HERE NOWの3つのコアバリュー
BE HERE NOWでは、マインドフルネスをベースにしたウェルビーイングのプログラムを企業向け、個人向け、そしてアスリート向けに展開しています。ウェルビーイングとは、心身の健康だけを表す言葉ではなく、心身の健康をベースに自分にとって豊かな人生をデザインし実現するという意味を含んでいます。
Wellness Tokyo 2023では、BE HERE NOWが大切にしている3つのことと、非日常空間で行うRETREAT /TEAM RETREATをご紹介させて頂きました。
BE HERE NOWでは3つの大切にしていることがあります。Wellness、Authenticity、Connectionです。この3つはBE HERE NOWを立ち上げた時に作ったものなのですが、全てのプログラムに共通して大切にしていることです。
WELLNESS
心と体が健康であることがウェルビーイングのベースです。心身の状態が私たちのパフォーマンスに影響を与えます。マインドフルネスを活用する事で「心の扱い方」や「体の扱い方」を学び、心身を整える事ができます。
AUTHENTICITY
オーセンティシティとは「自分らしさ」という意味です。自分への気づきを高め、自己を認識し、自分を受容し、自分を主導していくことで自分にとっての豊かな人生の方向に向かうことができます。自分の望む方向に意識を向ける力は、マインドフルネスが養ってくれます。
CONNECTION
心と体の繋がり、本来の自分と繋がるという要素があります。私ちは1人では生きていけないので、周りと繋がること、そして、自然の中で生かされているという自然との繋がりもBE HERE NOWは大切にしています。
BE HERE NOWの特徴的なプログラム
BE HERE NOWのプログラムの中でも特にこの3つのコアバリューに重点を置き、場の空気感や自然のパワーも活用しながら心身を整えるのがRETREATとTEAM RETREATです。
リトリートとは
日常から物理的に離れ、非日常的な空間に身を置き
一旦立ち止まりゆったりと自分と向き合う過ごし方です。非日常な空間で心と体を整え、より自分らしい人生を歩む活力を回復させます。
<個人向けプログラム>
RETREAT
鎌倉・逗子・葉山の自然溢れる非日常空間で毎月違ったテーマでリトリートを開催しています。様々な自然溢れる非日常空間で、瞑想、動く瞑想、書く瞑想、食べる瞑想など様々なマインドフルネスのプラクティスを体験する他、香りとマインドフルネス、音とマインドフルネス、眠りの質を高めるマインドフルネスなど様々なテーマでリトリートを開催しています。
<企業向けプログラム>
非日常空間で自分と繋がりチームと繋がる。マインドフルネスに「オフサイト」や「チームビルディング」を掛け合わせたものです。コンテンツとしては、マインドフルネス体験、セルフケア、オーセンティックリーダーシップなどです。
THANK YOU
登壇後何名からかご連絡を頂いたり、インスタでメッセージを頂きました。早速12月のリトリートに参加して下さった方もいらっしゃいました。ご縁や繋がりに感謝です。
ありがとうございました。
企業向けプログラム
MINDFULNESS BASED WELL-BEING PROGRAM
「自分らしく、生き生きと働く」
心と体の健康をベースに、仕事やチームへのエンゲージメントを高め
ウェルビーイングな組織に導く様々なプログラムを展開しています。
詳しくは下記企業向けプログラムをご覧ください。
BE HERE NOW BLOG
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