【blog】非日常空間で心と体の活力を回復させ自分と繋がるリトリートの力

BE HERE NOWマインドフルネスコーチ/リトリートオーガナイザーのSERIです。マインドフルネス、ウェルネス、セルフケアや「生き生きと働く「マインドについて発信しています。

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自分らしくしなやかに強く生きる

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「今」に立ち止って自分と向き合うリトリート時間

時間がない
余裕がない
やる事に追われ、やる事をただこなして
流されている感覚になっていませんか?

便利な世の中とは引き換えに、現代人は情報が溢れるストレス社会の中で生きています。時間ややる事に追われ走り続けています。激流のなかで常にアクティブモードでいると自分に対して無意識になってしまいます。

走り続けていないと自分だけ置いていかれるような感覚になり不安に襲われるから走り続けてしまいます。でも、ふと隙間ができると「これでいいのかな?」という感覚の不安を抱えます。

頑張ることはとても大切なことですが、「今」に立ち止まる時間も同様に大切です。もし自分の望む人生を生き、自分の人生に納得し、自分らしく歩みたいのであれば、激流から外れ「今」に立ち止まり自分と向き合う時間も必要です。自分と繋がる時間を持つことは心と体を整え活力を回復させてくれます。たとえ同じ状況、同じ激流であってもリトリートの感覚を得ることで、「流される」から「流れる」にシフトすることができます。リトリートで「今」に立ち止まり自分と向き合う時間を持つことで、日常に戻った後もリトリートの感覚で激流を見れるようになり意識的に日々を過ごすことができるようになります。

リトリートの魅力を少しでもお伝えできればと思います。


  1. 忙殺される毎日で失うもの

この文章を読んでどんなこと感じますか?

私たち人間は、長大なビルを作り上げたが、一方で気は短くなった。
道路を広くした割に、視野は狭くなった。お金を使っても身につくものはなく、ものを買っても楽しみは少ない。
家は大きくなったが、家族との関わりは小さい。便利になったのに、時間はない。
専門家が増えても、それ以上に問題も増えた。
薬は増えたのに、健康な人は減った。
私たちは、酒を飲み過ぎ、タバコを吸いすぎ、時間をムダに過ごし、少ししか笑わず、毎日を急ぎすぎ、怒りすぎ、夜更まで起きすぎ、目覚めたら既に疲れている
— ワシントン州の牧師 ボブ・ムーアヘッド(「最高の体調」鈴木裕(著)より)
 

私は本を読んでこの文章に出会った時、はっとしました。便利な世の中になったのに、それによって「時間」や「健康」を失っている。

常にやることに追われている感覚ありますよね。やるべき事に追われて、自分のエネルギーを消耗し、必死に生きている感覚。食べる時間も惜しんで何かをやり、1つ終わったら次の事に意識をシフトして、常に時間を気にして過ごしています。信号を待つ数十秒の時間さえ携帯を見る事に費やしてしまいます。

常に脳がアクティブモードでフル回転です。睡眠に障害を抱える人も多いです。日本人の10人に1人が不眠で悩み、5人に1人が不眠症と言われているそうです。「眠ること」は本来自然な行為です。眠れないことの原因の1つが不自然な生活リズムや過剰な脳のアクティブマインドです。

自分の心と体のケアも、自分の想いや願いと繋がることも、日々の忙しさに追われていると後回しになってしまいます。

“誰でも幸せになりたい。
どうすれば幸せになれるかを知っている。
なのに、実行に移さない。
どうして?
理由はシンプルだ。忙しすぎるからだ。
忙しすぎて、何ができない?
忙しすぎて、幸せになる努力ができていないのだ。”
— Matthew Kelly

これは最近私が読んだ本に書いてあった1文なのですが、すごく納得のいく文章でした。

「忙しい」よく口にしてしまいますよね。

瞑想する時間もない。
自分の体をケアする時間もない。
自分の心をケアする時間もない。

人は本来幸せになるために生きています。でも、私たちは日々やることに時間を費やし過ぎているのかもしれません。自分の心と体のケア、自分の想いや願いと繋がることを後回しせずにすれば、もっと幸福感を感じ日々を幸せに過ごせるかもしれません。

リトリートの感覚を取り入れることで、同じ状況であっても、同じ激流であっても「流される」から「流れる」マインドにシフトすることができます。


2.リトリートとは

リトリートとは
「避難」「隠れ家」「非日常」

リトリートという言葉を耳にしたことある方もいると思います。リトリートという言葉は本来は避難、隠れ家、非日常の意味を持っていたのですが、そこから日常生活から離れてゆったり過ごし心と体の活力を回復させる過ごし方のような意味で使われるようになりました。旅でも、リトリートトリップは観光スポットをたくさん回る旅のスタイルと違い、ホテルでゆっくりと自分を癒しながら過ごすスタイルになります。

ヨガリトリート
瞑想リトリート
アーユルヴェーダリトリート
断食リトリート

リトリートは内容よりも過ごし方がポイントになります。

RETREAT

仕事や日常生活から物理的に離れ
非日常的な空間に身を置き
心と体の活力を回復させる過ごし方


3.リトリートの魅力


日々忙しくやる事に追われていると心も体も頭も硬くなりがちです。頑張っている証拠ですが、体は柔軟性を失い、心は余裕を失い、頭はキャパシティを失ってしまいます。

< ストレスを解放する>

人は力を入れるのは得意だけど、緩めるは苦手です。リトリートでは自分の心と体に意識を向けゆったりと過ごす事で、心と体の余計な力みが解放されます。余計な力みを手放すことで心に余白や余裕が広がります。そのため、ストレス解消、リフレッシュ、気持ちのリセットなどの効果があります。海をぼーっと眺めているだけで、心身が癒されデトックスされたような感覚になったことは誰でも経験あると思います。

< 脳を活性化する>

アクティブマインドを手放し身を委ねゆったり過ごすことで脳の疲労が回復されます。いつもと違う環境、いつもと違う行動は脳を刺激して新たなインスピレーションを与えてくれます。思考の制限や創造力が解放され自由に行動するようになり、脳が活性化されます。

< 執着を手放す >

非日常空間で自分を癒すことで、日々の生活やストレスに囚われすぎていたマインドが解放され、自分自身の健康や幸せに意識が向きます。執着が手放され、自分を幸せにするためのマインドに変化します。

<本来持っている力を回復する>

人は本来素晴らしい力やリソースを秘めています。体には自然治癒力があり、マインドには無限のリソースがあります。自然豊かな静かな環境に身を置くことで、鈍ってしまっている五感や感性が研ぎ澄まされ、本来持っている自然のリズムに戻ることで心身のダメージが回復し、本来持っている力が回復されます。

< 本来の自分に戻る >

リトリートは「本来の自分に戻るための時間」とも言われています。
ゆったりと自分に向き合う時間を持つことで、今の自分の状態に気づいたり、本来の自分の想いや願いに気づく効果もあります。自分の人生や仕事に意味を意義を見出すことにも繋がります。

自分のために時間をとり自分と繋がる時間を持つことは、自分らしく生き生きと生きていくためにも貴重な時間になります。リトリートの後は、心と体の活力が回復され、ポジティブなエネルギーで自分の持っている力を発揮することができます。

忙しい人、日々時間に追われている人、自分の時間を持てない人こそリトリートの時間が必要です。


BE HERE NOW RETREAT

日常のやることに追われるDOINGモードから
ただ今この瞬間に存在するBEINGモードへ

「考える」を手放し、
「感じる」に意識を向ける

「評価判断」を手放し、
「ありのまま」を受け止める

非日常な空間に身を委ね自分と繋がる時間


4.リトリートの過ごし方のポイント

物理的に日常生活から離れることが大切です。日帰りでも、泊まりでも良いのですがいつもとは違う非日常空間に身を置きましょう。自然溢れる空間だと更に効果が高くなります。自然には様々な形で人の心身を癒す効果があります。

① 予定を立てない

普段の旅では予定を詰め込みがちですが、リトリートでは予定を立てずにただ心の赴くままに過ごすのがおすすめです。リトリートは「自分と向き合う」時間です。心の赴くままに時間を過ごして下さい。本を読みたかったら本を読み、体を動かしたかったら体を動かし、お昼寝したかったらお昼寝し、ぼーっとしたかったらぼーっとする。自分の心が求める癒しの行為であれば何でもOKです。

② デジタルデトックス

現代人は常にデジタルデバイスと共に過ごし、デジタルデバイス中毒な状態にあります。SNSやLINE、ネットのニュースを常にチェックしてしまいますよね。1日平均150回携帯を見ているそうです。SNSを見ることは、人と比較するマインドを誘発し幸福度を下げるとも言われています。リトリートでは是非デジタルデトックスも取り入れて下さい。デジタルデバイスを物理的に自分の体から離すことで「時間」からも「情報」からも「他人との比較」からも解放されます。携帯の電源をオフしてバックの奥にしまいましょう。

③ リラックスする事を自分に許す

自分のための時間を作る事がファーストステップですが、作っても「こんな事してていいのかな」と考えて過ごしてしまっていると体も心も緩みません。自分自身に対しても許しを与えてあげて下さい。英語で”you deserve it”という言葉がありますが、「あなたはそれに値する」という意味です。” you deserve it”と自分自身に言ってあげましょう。

マインドフルに過ごす

「今」この瞬間に評価判断せずに注意を向けるマインドフルな在り方はリトリートでもおすすめです。自分の体も心もマインドも今この瞬間ここに存在しているイメージです。マインドフルなマインドを取り入れることで、リトリートがより質の高い自分と向き合う時間になります。リトリートに取り入れるおすすめのマインドフルネスコンテンツはこの後に記述します。


MINDFULNESS

今この瞬間に、意識的に、評価せずに、注意を払う
- Jon Kabat-Zinn -


5.リトリートに取り入れるマインドフルネス

リトリートでは、自分を癒す、自分とゆったりと向き合う過ごし方であれば何でもOKです。ヨガ、散歩などで体を動かす、森林浴や温泉などでゆったりと過ごす、マッサージやストレッチで体の力身を解放する、瞑想やジャーナリングなど自分と向き合う時間を持つ。是非マインドフルネスもリトリートに取り入れてみて下さい。

❶ヨガをする

ヨガには「心と体を繋ぐ」「自分と本来の自分を繋ぐ」意味があります。自分の呼吸、体の感覚に意識を向けて動くことで、自分の今の状態に気づき、無駄な力身を解放する効果があり、リトリートにはピッタリです。終わった後のスッキリ感も感じられ、ヨガの後はより自分らしく過ごせます。

❷ 瞑想をする

普段のやることに追われるアクティブな脳の状態は、スノードームを降った時に雪が舞い散っている状態と同じです。瞑想をすることで、舞っている状態から雪が下に降りたクリアで余白のある状態にすることができます。心の余裕を取り戻すことができます。瞑想には脳波をα波(心身ともにリラックスした状態)に導く効果もあります。

❸ 書く瞑想をする

ジャーナリングは書く瞑想とも言われているマインドフルネスの手法の1つなのですが、自分の気持ちや状態に気づいたり、想いや願いなど自分が大切なことに気づくのに最適なツールです。私も普段からジャーナリングをしています。良い悪いを評価判断することなく、頭の中に浮かんだことをただ紙に書き出すというジャーナリングも自分と繋がるツールとして取り入れて見て下さい。


The most important relationship in your life is with yourself (人生で一番大切なのは自分との関係性)
— Mindfulness Quote

6.リトリート旅をしよう

リトリート旅は自分でもできるし、開催されているリトリートに参加する形でも体験できます。私の実体験も含めて紹介したいと思います。

Ⅰ. 自分でリトリートを計画する

自然溢れる非日常空間に身を置く、自分を癒し自分と向き合う過ごし方をすることができれば自分でもできます。私もセルフメンテナンスするリトリートの日を決めて、自分のためのMY RETREATを毎月しています。日帰りの時もあれば、泊まりの時もあります。その時の自分の状態に合わせてアレンジしています。

< MY RETREAT DAY >

私の場合、月1回のMY RETREAT DAYを設定して、江の島に行って自分と繋がる時間を作っています。少し遠出して湯河原や伊豆に行って過ごす月や、友人との旅行の前に現地に先入りして数日間リトリート時間を過ごすようなこともあります。沖縄リトリート旅も自分と繋がる時間を持つために定期的に行っています。

海を眺めながらゆったりと1日過ごす事が多いです。独立してから始めた習慣なのですが「仕事をしない」というルールを決めて、ただ海の美しさに癒され、その時読みたい本を読み、ジャーナリングをする自分と向き合う時間を持っています。私は海岸から見る海よりも、高台から眺める海のがより癒されるということにも気づきました。MY RETREDTは今では自分と繋がる貴重な1日になってます。

< おすすめのリトリート空間 >

自分が訪れやすい場所にお気に入りのリトリート空間を持ってると、セルフメンテナンスに役立ちます。ご自身の心と体が癒されるお気に入りの非日常空間を見つけてみてください。

Ⅱ. 開催されているリトリートに参加する

開催されているリトリートに参加することはまた別のメリットがあります。私が体験から感じる一番の違いは1人のリトリートでは感じられない「見守れている感覚」と仲間から得られる「繋がりの感覚」です。誰かとの対話を通して暖かい気持ちになったり、視野が広がったり、より自分に気づいたりします。リトリートのファシリテーターだけでなく、一緒に参加する仲間から暖かい感覚やインスピレーションを得ることができます。この見守られている感覚があるからこそ、セルフリトリートの時よりも深く自分と繋がることができます。

< 沖縄リトリート体験 >
企業でProject Managerのお仕事をしていた時、大きなグルーバルプロジェクトの後に燃え尽き症候群になったことがありました。頑張って最後までやり切ったのですが、プロジェクトが終わった時には体も心もエネルギーを消耗し、もうこれ以上頑張る気力が失われていました。そこで、行ったのがコーチング仲間に勧められた森のリトリートです。先入りして小浜島のはいむるぶしで数日過ごし、その後石垣島で開催された3日間の森のリトリートに参加しました。ソロリトリートもとても貴重な時間だったのですが、森のリトリートの見守られ安心して身を委ねられる感覚が私の硬くなった体と心を緩めてくれました。この写真はその時の海辺の焚き火の写真です。

その時の旅ログはこちら
【旅ログ】バーンアウトからの回復 心のエネルギーを充電をする沖縄リトリート旅 - 森のリトリート(石垣島)


7. BE HERE NOW RETREAT

BE HERE NOWでは毎月違ったテーマでRETREATを開催しています。場所は、鎌倉、逗子、葉山、江の島で、不定期に箱根や御殿場でも開催しています。自然溢れる非日常空間に身を置きながら心と体の活力を回復させます。自然を感じられる空間に身を置き、癒しの香りや音に包まれ、心身を癒します。

BE HERE NOW RETREATのテーマは3つです。
1. Wellness: 心と体を整える
2. Authenticity 自分と繋がる
3. Connection: 繋がりを感じる

繋がりにはさまざまな意味が込められています。心と体の繋がり、本来の自分と繋がるという要素があります。私ちは1人では生きていけないので、周りと繋がること、そして、自然の中で生かされているという自然との繋がりもBE HERE NOWは大切にしています。

自分を労りに是非BE HERE NOW RETREATにリトリート体験にお越しください。
お待ちしています。

BE HERE NOW RETREATの詳細はこちら


まとめ

日常から離れ非日常空間でゆったりと過ごすだけ感覚が変わります。一旦「今」に立ち止まり自分と繋がる時間を持つことで、心と体の力身が解放され、余計な力身や執着を手放し、心も体も軽くなります。心にスペースができて、自分の大切なことを思い出し、本来の自分を取り戻すことにも繋がります。それは、自分らしさかもしれないし、人生や仕事の意味や意義かもしれません。自分らしく生きる活力に繋がります。頑張った自分へのご褒美に、これからがんばるために、もっと自分らしく在るために是非リトリート体験してみてください。

Live your authentic life!

updated 29th Feb, 2024


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鎌倉をベースに活動する
マインドフルネスブランド

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