【blog】「整う」感覚とは?サウナとマインドフルネスで心身を整える方法

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サウナで「整う」感覚

BE HERE NOWでは、鎌倉・逗子・葉山で毎月非日常空間で心身を整え自分と繋がるRETREATを開催しています。リトリートの参加者は女性が多いのですが、参加してくれる男性の皆様の共通点が「サウナー」であること。お話するとサウナが趣味の方が多いです。

先日企業向けのマインドフルネスセッションを鎌倉の300年のお屋敷で担当させて頂いたのですが、その時も「サウナが趣味なのですが、サウナと瞑想の整う感覚って一緒ですか?」と尋ねられました。

私は最近まで冷水に入れずサウナも苦手だったのですが、水風呂に入れるようになってからサウナにハマってしまいました。月に1回はサウナに行ってます。まだサウナ初心者なのですが、共通点は多いなと思い、今回”サウナ”と”マインドフルネス”について書いてみようと思いました。

今日もサウナで整いながら、ブログを書いてます!



1. なぜ「整う」にハマる?

最近のサウナブームすごいですよね。サウナーも増えて、「整う」という感覚が注目されています。

なぜみんな「整う」感覚にハマるのか?

私たちは情報社会、ストレス社会を生きていて、情報過多、常にアクティブマインドです。過剰な情報の処理やマルチタスクに脳も疲労しています。やる事に追われ、時間に追われ、プレッシャーに追われ、常に頭がパンパンな状態です。

だからこそ「整う」感覚を欲しています。

日々のストレスや緊張から解放され、心と体が一体となり深くリラックスする感覚や、脳がスッキリとする爽快感を求めて、サウナやマインドフルネスの「整う」感覚に価値を感じます。この希少な「整う」体験は、心と体で体感するからこそハマってしまいます。

サウナやマインドフルネスは、現代のリフレッシュ法やリセット法であり、日頃溜まったストレスや情報過多な状態から自分を解放させ心身を整える手法です。


2. サウナの「整う」感覚とは?

「整う」とはどういう状態なのか?

サウナで整うためには、サウナ→冷水→外気浴を繰り返します。これを数回繰り返すと、頭がクリアになり、爽快感を得ることができます。心と体が一体化して、何かに没頭した後の解放感のような感覚を味わえます。なぜこのような感覚になるのか?

自律神経のバランスが整う

サウナの高温で体温がアップし、アクティブな時に働く”交感神経”が優位になります。心拍数もアップし、血管が拡張し、血流が促進します。そして、冷水に入ると、急に体が冷やされて、更に交感神経が一気に働き、その後にリラックスしている時に働く副交感神経に切り替わります。その後、外気浴で体温も心拍数も安定すると、交感神経と副交感神経のバランスが整います。これが「整う」感覚の1つです。

血流が促進される

サウナの高温で血流が促進され、血管が広がります。その後、冷水に入ると血管が一気に収縮します。これが血管にとって良い刺激となり、血液循環が良くなり、酸素や栄養素が全身に効率良く共有されます。外気浴でリラックスすると、血流が落ち着き、脳に酸素が豊富に共有されます。これも「整う」感覚の1つです。

デジタルデトックス効果

私たちはデジタル中毒です。私もですが、PCやスマートフォンがないと生きていけませんし、常に身につけています。ふと空いた時間があれば、携帯チェックしてしまいますよね?サウナの内には電子機器を持ち込めないため、必然的にデジタルデトックスができます。デジタルデバイスから離れて、自分だけに集中することができます。デジタル社会において、デジタルから解放されるひと時を過ごすことも「整う」感覚の1つです。

このように、サウナに入ると、自律神経が整い、血行が促進され、余計なものから解放され、”体”も”心”も”脳”もリラックス、リフレッシュ、リセットされたような感覚になり、「整う」感覚を得ることができます。


3. マインドフルネスとサウナの「整う」共通点

マインドフルネスは、簡単にいうと「今」に集中することです。マインドフルネスの定義は「今この瞬間に、意識的に、評価せずに、注意を払うこと」です。

私たちは1日7万回思考し、起きている時間の46.9%は過去や未来、雑念に彷徨っているマインドワンダリング状態です。体はここにしか存在していないのに、マインドは忙しく彷徨い飛び回っている状態です。マインドフルネスのプラクティスは、「今」に意識を向けるトレーニングであり、それにより余計な雑念から解放され、心の安定や集中力を高めることができます。

サウナとマインドフルネスの共通点の1つが「フロー」の感覚だと思います。

フローの感覚を得る

”フロー”や”ゾーン”という言葉を聞いたことありますか?アスリートがフロー/ゾーンに入ると高いパフォーマンスを発揮するなんてこと聞いたことあると思います。

フローは、集中力が高まり、時間の感覚が曖昧になり、最高のパフォーマンスを発揮できる状態です。思考や雑念から離れ、「今」に集中することで、没頭する感覚や没入感を得ることができます。没頭するという感覚は”幸福感”ともリンクしています。

フローに関与する神経伝達物質で有名なのが、快楽ホルモン”エンドルフィン”、幸せホルモン”セロトニン”なのですが、サウナでも、高温と冷水を繰り返すことで、身体感覚が高まり、自然と思考や雑念から解放され、「今」に没頭することで、これらの神経伝達物質が分泌されます。この没頭感と解放、刺激とリラックス、集中と安らぎによって「整う」感覚を得ることができます。

リトリートや企業研修で瞑想を実施した後に、皆さんがぼーっと解放されたような状態になるのですが、それとこのサウナの集中と安らぎの感覚がとても似ているなと感じます。先日「香木の瞑想リトリート」で解放をテーマに瞑想をしたのですが、皆さんが瞑想後に「瞑想で身体の力みが解放された」と驚いていらっしゃいました。

(report) 長谷の非日常空間 with kamakuraで「香木の香りの瞑想リトリート」


MINDFULNESS
今この瞬間に、意識的に、評価せずに、注意を払う
— Jon Kabat-Zinn

4. 「整う」感覚を引き出す方法

フローの感覚を得るには、集中だけでは足りなく、リラックスと集中のバランスが取れていることが大切になります。

サウナも瞑想も、リラックスした中での意識の集中がとても重要になります。なので、「高温に耐えてやるぞ!」や「瞑想で無になってやる!」と鼻息荒く意気込んでやるより、体はリラックスさせながら深い呼吸をして意識を集中させる方が深いリラクゼーション効果が得やすいと思います。

”ドーパミン”はやる気や興奮した時に分泌される神経物質なのですが、瞑想のリラックス状態でも分泌されます。瞑想中は、呼吸や身体感覚に意識を集中させます。集中力が高まることでドーパミンが分泌されるのですが、やる気や興奮というよりは、内的な満足感や深いリラックスの感覚とリンクしています。ドーパミンは”報酬ホルモン”とも呼ばれていて、心地良さ、充実感、満足感も与えてくれます。サウナの自分の身体感覚が研ぎ澄まされ、身体の感覚に意識が集中される時も同様にこの感覚を得られます。

深い呼吸で更に整える

「整う」感覚に呼吸は不可欠です。
呼吸は最強のマインドフルネスツールなのですが、先にも述べた自律神経とも大きく関連しています。浅く早い呼吸を深くゆったりとした呼吸に変えるだけで、副交感神経を優位に、自分をリラックスさせることができます。サウナの時にも、瞑想の時にもゆっくりと深い呼吸を心がけることや、自分の呼吸の感覚や身体の感覚に意識を向けることが「整う」感覚を高めてくれるかもしれません。

(blog) マインドフルネスの最強ツール - 心と体を整える「呼吸法」の効果とやり方


5. 「整う」感覚 ハマる”報酬ループ”

ハマる感覚には、報酬ホルモン”ドーパミン”が関わっています。

「報酬ループ」とい言葉があるのですが、心理学や神経科学で使われる概念で、特定の行動を繰り返す動機づけを説明するものです。報酬ループは、行動(刺激)と、それに対する報酬(快感や達成感)が関わっていて、報酬が得られると脳は「快感」を記憶し、次回もその報酬を得るために同じ行動を取るように指示します。これが繰り返され、無意識のうちに報酬を求める行動を取るようになります。

快感や心身のリフレッシュが報酬系に働きかけ、定期的にサウナに通う「ルーティン」として生活に組み込まれていくようです。

私は毎朝ピラティススタジオに通うのが習慣になっているのですが、これも「報酬ループ」です。運動による整う感覚や、分泌されるドーパミンにより、”やらないと気持ちが悪い”というような感覚になります。

サウナで「整う」って、行ける時と行けない時がありますよね。だからこそ、家でもどこでもできる瞑想をもう1つの「整う」ツールにしておくと、もっと自分を満たすことができるかもしれません。

「整う」ツールはいくつか持つことをお勧めします!

私の「整う」ツールは、ヨガ、ピラティス、瞑想、書く瞑想、サウナ、海を眺める、自然に触れる、旅に出るなどです!1つの手法に執着せずに「整う」バリエーションを増やすと幸福度が増すかもしれません。


6. まとめ

サウナの脳がスッキリとする感覚や爽快感って最高ですよね。まだサウナ初心者でサウナーとは言えませんが、私の「整う」ツールの中にもサウナが入ってます。呼吸の感覚や身体感覚に意識を向けるなど、マインドフルネスとの共通点もとても多いです。情報過多な時代だからこそ、”今”に意識を向ける感覚や、自分に意識を向ける感覚、自分を労わる感覚を大事にしたいですよね。

「サ道」とは、サウナ文化とその楽しみ方、さらにサウナを通じて心身を整え、人生を豊かにするための「道」を表現した言葉です。私ももう少し「サ道」を追求してみたいと思います!

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