マインドフルネスコーチ/リトリートオーガナイザーのSERIです。素敵な非日常空間でマインドフルネスと自然で整えるリトリートを開催しています。リトリートとは、日常から物理的に離れ、非日常的な空間に身を置き一旦立ち止まりゆったりと自分と向き合う過ごし方です。
鎌倉の壮厳な「能舞台」で心と体を整える
緊急事態宣言による延期等々、度重なる日程変更の中やっと鎌倉にある能舞台で「鎌倉RETREAT」開催することができました。参加者の方の暖かい言葉にどれだけ助けられたか。感謝の心でいっぱいです。
関東はまだ梅雨入りしていないものの雨が続く毎日。開催日の天気もコロコロ変わり、雨になっちゃうかなと心配でした。雨音を聞きながらの瞑想はとても気持ちも落ち着いて気持ちいいので結構好きなので雨でも良いかなと思いつつ、当日の朝までびゅんびゅん強風が吹き強い雨…せめて風だけはやんで欲しいなと願ってました。そしたら、お昼には雨も風もやみ、晴れ間も見えて過ごしやすい感じの天候になりました!
5/22 (土) 「鎌倉RETREAT」を開催しました。
コロナの感染対策のため、人数を減らし、ソーシャルディスタンスを保ちながら、検温と消毒、マスク着用で実施しました。気温もちょうど良く、能舞台の窓フルオープンで緑を身近に感じながら行うという、とってもいい環境で行うことができました!
開催したのは鎌倉の鶴岡八幡宮の先にある素敵な和の空間「旧村上邸」。
この時期旧村上邸のお庭の新緑が素晴らしく美しいです。ジブリの世界にいるような気分。参加してくださった皆さんこの空間にすごく感動していました。
今回のテーマ:MINDFULNESS 「マインドフルに自分と繋がり、自分らしさの軸を見つける」
最近「坐禅」にハマっている私。
「瞑想」と「坐禅」の違いや、「坐禅」の概念を学び体験するような内容にしました。北鎌倉にある東慶寺の朝の坐禅に参加して、そこの和尚さんから藤田一照さんの坐禅勉強会のお話を聞きました。元々藤田一照のお名前は、大学時代の友達で愛媛でお坊さんをしながら歌も唄っている友人から、逗子に住んでいるなら藤田一照さんの坐禅に参加した方がいいとお薦めされて知っていました。「禅」ってマインドフルネスのベースになっているものの、「禅」の世界の概念ってとっても難しい印象があって中々本にも手を出さずにいました。でも座禅会で「坐禅」についてお話を聞いたらとっても興味深く、そこから藤田一照さんの本を何冊か読んでみました。とっても深い!そしてとっても居心地が良い。そんな印象です。難しい漢字や概念も多く全てを理解できているわけではないけれど、藤田一照さんの言葉で語られる「禅」や「坐禅」はとてもわかりやすくて、面白くて、どんどんハマってしまっています…笑
今回のRETREATは、瞑想のトレーニングで学んだことをベースに、私が「坐禅」の実践と本で感じたことを、私の言葉と感覚で伝えられたらと思い構成しました!
「調身」「調息」「調心」でステップを追って坐禅を行う準備を行うという感じです。体、心、そしてそれを繋ぎこむ橋となる呼吸。ゆっくりと丁寧に1つずつ整えていきました。「調心」では、POINTS OF YOUを使って心をオープンに好奇心と直感を使って整えました。
日常から離れ非日常な空間で、この素晴らしい空間の場の力も借りて、体も開放され、息も整い、心も解放された状態になったところで、坐禅を行いました。
「座」座る場所に着く
「坐」座る動作そのもの
「坐禅」ただ坐ること
DOINGモードで何かをコントロールするのでなく、目的も執着も判断もぜーんぶ手放して、ただ今この瞬間この場所に体と心を存在させて坐るだけ。一照さん曰く「自分で自分する」。自分という存在をだたこの場におく様な手放した感覚で行い、自然と耳に入ってくる鳥のさえずり、風の音、蛙の鳴き声を感じながら、自分の感覚に自然と入ってくるものをジャッジしないで受け取りながら20分間過ごしました。
皆さんの感想は、ただただ「開放感」「気持ちよかった」「心地よかった」
生きていると感じる息苦しさや自分を見失う感覚。自分存在を感じながら、執着や判断を手放す感覚を少し得ることができました。そして、ありのままでいることで自然と湧き上がってくる大切なこと。
自分の軸を持って、でも坐禅の時のようにありのままに、フレキシブルに人生を歩ことができるといいですよね。
皆さんのぼーっとお庭を眺めている様子が印象的でした。
この力身が抜けてぼーっとする感じ。ただ存在しているだけのような。この感覚とっても大事なんですよね。YOGAで一番大切な最後のポーズ、シャバアーサナの時の様な感覚です。解放!
THANK YOU!!
参加してくれた皆様ありがとうございました。